2024年01月17日

銀座通りデパートメント

私たちは毎月第2日曜日にシャッター商店街全体をマーケット会場として見立て、商店街にある空き家だったり空き地を活用してマーケットを開催しています。
(暑い8月と寒い2月は除く)

マーケットをはじめてから、まもなく2年。

嬉しい変化があったのはスタートして1年経ったころ。
いつも日曜日はお休みだったはずのお店が、マーケットに合わせてお店を開けてくれるようになりました。
商店街の大先輩方が賛同してくれることはとても嬉しい。

更にマーケットでは5〜7つのスタンプを商店街のお店に置かせてもらい、勝手に商店街を巻き込むスタンプラリーもやっています。

『こんなお店あったんだ』と感じてもらえたのか、マーケットのある日は商店街店舗の売上が上がることも分かってきました。

郊外にある大型のショッピングモールも便利で楽かもしれない。
でも、商店街とマーケットにはショッピングモールではあまりない、斜め横断のような交差したコミュニケーションがあります。

『自分の使ったお金がどこに流れ、循環しているのか』
それらを意識することは自分自身の暮らし方を考えることにもつながる。

作り手が見える消費は応援に変わり、愛情に変わる。

1つ1つの消費選択が変われば自分の暮らしの豊かさに循環する。

マーケットを毎月やるのって大変じゃないの?って聞かれることもあるけれど、
意気込んだイベントというより日常に沿ったものにしたいから、規模を大きくし過ぎないでゆったりとやるし、チラシもつくらない。
そういう『できることだけ』をやるから大変ではないのです。

マーケットの雰囲気がゆったりだと売上の心配をする声も聞こえますが、出店会場が商店街全体に広がっていて混雑しないので、お客さんと出店者がゆっくり話せる時間が生まれます。

その結果、お客さん1人1人が沢山買っていただけることが多いと出店者さんからも意見がありました。


ものをただ単純に売り買いするだけじゃない、お互いに顔が見えてゆっくり話せるマーケット。

出店でも、遊びでも、ぜひ一度来てみてください。