2024年10月22日

GOOD DESIGN AWARD 2024受賞の詳細①

受賞に関する内容を5回に分けて書いていきます。
GOOD DESIGN賞って商品じゃないの?って思っていたと連絡を複数いただいたので説明を。

ジャンルの中に”取り組み”というのがあってそこにエントリーしました。

社会課題に向き合った”取り組みのデザイン”といったらわかりやすいでしょうか。

今回のGOOD DESIGN AWARDは過去に2番目の応募数で、審査対象は5,773件に対して、取り組み枠の受賞は127件でした。

計算すると、2.1%の狭い扉だったのかもしれません。
関わるみなさんのチカラってすごいなと改めて感じてます。僕らだけでは無理!

さてさて、本題です。


「全拠点を定額で」誰もが遊び倒す仕組みについて説明します。
気になったら一緒に遊び倒してください。

僕らは約2年のあいだで、私設公園、パーソナルジム、シェアキッチン、コワーキングなど商店街に暮らしを豊かにする拠点を開いてきました。

定額で遊び倒す仕組みとは「自分のやりたいことを続けられる枠組み」と言い換えてもいいかなと。

単発でも使えるけども、続けたほうがもっと楽しいし、使う人の目的も達成されやすいと、小さな仮説検証からうまれた仕組みです。

どんなことができるか。。。。

私設公園


”やっていいことを増やしていく公園”をコンセプトに日常的にキッチンカーやマーケット会場になったり。
あるときは焚き火で大豆を煮て、味噌を作ったり、花火やDJイベント、ビアフェス、DIY会場だったりと書ききれないほどの活用内容があります。

日本にある都市公園は禁止事項ばかりが目立ちませんか。
公園って一体、誰のもの?という疑問からコンセプトが生まれています。
(移動式の植栽などはドコデモヒロバさんが設置してくれました)

パーソナルジム


ランニングマシンを中心に、パーソナルトレーナー指定のプロが使っているグッズも常備してあります。
看板を設置していない、ひっそりとした佇まいのジム。カギを開けて、1人でトレーニングで使ったり、パーソナルトレーナーさんと一緒に使えます。
ご紹介できる専属トレーナーさんもいます。健康こそ、遊び倒すための基礎であり、事業を続けることの秘訣なので、僕らにとっては重要なコンテンツ。
今日も僕は朝に走ってから、作業アトリエに向かいました。

次の投稿はシェアキッチンとコワーキングスペースなどの活用を書きます。

ではまた。

選定委員による評価コメント

受賞番号:24G181474
商店街を遊び倒す装置 [本庄デパートメント]
受賞者名:合同会社本庄デパートメント


本庄デパートメントは、「ユートピア」のような商店街である。より良い暮らしを追求しようとする人々が移り住み、商店街の使われていない空間を再生した。それぞれが好きな仕事に取り組み、お気に入りのライフスタイルを実現させ、互いに支え合い、交流し、有機的なつながりを生み出し、住む人に幸せをもたらす場所となっている。これは、通常の街づくりよりも強力な地域活性化システムである。特に成長を見直し、スローな経済発展へと向かう新しい時代において、どのようなコミュニティがより良い生活の質を実現し、それぞれの好みの追求をサポートでき、楽しく、面白味があり、また若者、高校生たちをも引き付け、巻き込むことができるコミュニティになり得るのだろうか。この事例は、有機的なデザインプロセスの良い見本になると思う。